どうも、くらげです。
今回はエアについての話ですね。
一番の悩みはエアの消費が早いことではないでしょうか。
エアの消費が早い理由は、呼吸が浅すぎるか、吸いすぎか、泳ぎすぎです。
エア消費は男性の方が早いので男性に多い悩みですかね。突き詰めても、女性には勝てないところがあります。
初心者に多いのは、ほぼ吸ってるパターンですね。これは慣れていれば、外部の人からでも簡単にわかります。レギュからはく息が少なく、しかし頻繁な人は吸いすぎですね。こういう人は潜降も苦手です。
逆に、潜降が苦手な人は吸いすぎでエア消費が早いかもしれない、とガイドをする人は覚えておきましょう。
泳ぎすぎは、中性浮力がとれていないことが原因です。女性でもエア消費が早い人はこのタイプが多いです。常に体が沈んでいくのに対し、フィンキックで補う状態ですね。
・疲れる。
・エアが減る。
・前に進まない。(からもっと足を動かして疲れる)
という負の連鎖があります。エア持ちを良くしたいときは、まずは浮力を調整をしてみましょう。
エアが切れそうな人にオクトパスをあげることもあると思います。
エアはいざというときのため、50くらいは残して浮上したいものです。50をきったら、エアが多い人のところへいき、ちょうだい? と言ってもいいでしょう。
そのためにも、自分のエアはしっかり自分で把握しておきましょう。また、自分のエアが切れた(もしくは他のトラブルがおきた)ときに、すぐに対処できる範囲で行動しましょう。くらげはエアが切れてから十数メートルは泳げますが、全員が全員そうではないでしょう。切れた瞬間にパニックになる人もいます。
他の人が遠くにいるから自分も大丈夫、という感じではなく、私はこれくらいの距離感でいよう、という自己判断、自己管理がダイビングの基本です。
安全のためなら周りに迷惑をかけて大丈夫なんですよー。
オクトパスをもらったら、こまめに残圧を確認します。また、互いにアイコンタクトを取り合い、パニックでないことを確かめ合いましょう。パニックを起こしているなら、まずは落ち着くことからです。(あら不思議。残圧がない人より、オクトパスを渡している側がパニックになっていることもあります)
オクトパスをもらったら、向き合うか、横、上にいきましょう。横にいるときは互いにコンタクトがとりやすいですが、フィンがぶつかってしまい早く泳ぐのは難しいでしょう。上にいるときは、泳ぎやすい分、コンタクトはとりにくくなってしまいます。
くらげはエア効率が悪いのでよくオクトパスをもらうのですが、オクトパスを渡す側がパニックになることが多いです。くらげを振りほどいて置いていくんじゃないかと言うほどダッシュで泳ぎ、止まろうとするとオクトパスを引っ張って前に進もうとする……笑
だいたいそういうときは、後ろのメンバーがおいていかれて見えなくなってしまっていることが。慌てているときもチーム全体を見て、ダイビングの基本をこなしましょう。
くらげを助けるために、他のメンバーを置いてきぼりにしては意味がないですからね。
帰り道に、後続のメンバーが他のトラブルにあってることもあります。そういうときに、残しておいた残圧50が役に立ちます。
ガイドの人は、自分の残圧と周囲の人の残圧差がどれくらいか覚えておくとよいです。というか、覚えておくのはそれだけで十分です。
自分の残圧が100のときに、80の人がいたとします。
次に残圧計を見て、自分が70だったら、さっき80だった人は50は絶対に切っていることがわかります。
残圧が減ってきたらものすごいこまめに教えてくれる人がいます。
私がガイドをしていると視界の端で、ものすごい見てほしそうに私を凝視する人が。
あと60しかありません。と気が気ではない様子。
とってもいいことだと思います。ルートの修正や気配りができるので。
ちなみに、私が興味なさそうにしているときは、私の方が残圧が少ないときです。
この人必死に生きようとしてるけど、私が先に死ぬんだよなー。と思いながら、わりと適当にOKと言ってます。というか、吸える空気が減ってきて慌てる酸素すら足りません。
(くらげが水中で上を眺めていたら、あぁ、酸欠で苦しいな~と思ってます)
残圧が少ないよーというシグナルがチームに伝わっておらず、チーム後方がロスト寸前であることがだいたいの原因なので、私に言われても……という気持ちもあります。
残圧が少ない人のために泳ぎが遅い人を見捨てては意味がないですから。
なので、残圧がなくて死にそうと思ったらチーム全員に伝えて必死感を共有するのがいいのかもしれないです。たぶん水中で私の残圧を誰かに見せる機会はないので、私が水中で割と何度も死にかけているのはみんな気づいていない気もします。パニックになった演技でもしましょうかね。
生き物を見ているときに、動いていないのに逃げられた、なんてことはないでしょうか。
それはもしかしたら、泡のせいかもしれません。息を陸上と同じようにはけば、水中ではかなり大きな音がします。見ている生き物が泡に敏感かどうか知らないなら、とりあえずゆっくり細くはきましょう。
チンアナゴはわかりやすいです。息を吸って、止めている間は近づいた分だけ引っ込んでいきます。しかし我慢できずに息をポコ、ポコ、ポコとはき始めると、泡一つごとに縮んでいきます笑
ヘビは笛を吹いたらでてくるものなんですけどね。
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